八尾物語 番外編 ~昭和59年 たぶん暑い頃~
2012-07-27
一瞬、うどん踏んでるアルバイトのお兄ちゃんかと思ってしまいましたがな
向こうむきの奥様のエプロン姿がまぶしいな


笑顔の大将
あぶらののり始めた、34歳の頃なんだそう

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八尾物語① ~昭和48年1月某日 国鉄高松駅にて~
2012-07-17
この物語りは、ややフィクションでもあり、登場する団体・人物は存在しますが、内容は誇張されている事が無きにしもあらずの状況なので、そこんとこヨロシクねひとりの青年が讃岐の地を目指している
その青年は、初春の寒風吹きすさぶ宇高連絡船のデッキから、漆黒の闇に包まれた瀬戸内の島々を、やや茫然とした表情で眺めていた
人っ子ひとりいない船上から見える冬の瀬戸内海は、普段の表情とはうって変わった様に波が高く、大きな船体を右に左に傾がせ、まるで弄んでいるかの様である
連絡船は、時折軋む様な音をたて、頼りない汽笛を島々に響かせながら、ゆっくりと島国に近付きつつあった
時に、昭和48年1月某日深夜
宇高連絡船が高松港の桟橋に着岸したのは、午前1時過ぎ
身ぐるみひとつで大阪を出てきた青年は、白い息を弾ませながら小さな鞄を片手に、桟橋をゆっくりと渡り降りる
プラットホームにつながる薄暗い通路をほのかに縁取る、頼りない電灯の下を歩きつつ、その青年はゆっくりとした姿勢で、眼下に広がる暗闇の街を見下ろした
そこは、うどん王国
(昭和45年に開催された大阪万博を機に、一気に香川の代名詞的存在となった讃岐うどんは、瞬く間に関西でも火がつき、讃岐、四国、こんぴらなど、その香川の地目を冠した多くのうどん店が開業された。作者は、当時を知る加古川のうどん職人に伺った事があるのだが、それはもう連日お客さんが押し寄せ大変だったそうである)
底冷えのする駅の待合室で、かじかむ手を息で温めながら、
「さて、これからどこに向こうたらええんや・・・」
あてなどなく、切羽詰まった状況で家を飛び出してきた
大阪の自宅には、大人しく控え目な美しいとしか形容のし難い奥様と、生まれたばかりのこれまた愛くるしい乳飲み子が彼の帰りを待っている
某大手電器メーカーの検査部門に身を置きながら、自分の我を通すために、上司・友人の止める手を振り切って退職した後、無謀にも飛び込んだうどんの世界
かつて、アルバイトを通して、ほんの少しは手に自信のあったその世界は、やがて一人の奮闘ではどうにもこうにもならない現実を知る事に
売れない毎日に、増える在庫と借財
そうこうするうちに、なんと結婚・初めての子供
どうにもこうにも追い込まれた状況を打破すべく、遮二無二新しい境地を目指して訪れた初めての讃岐の地だが、現在の様に、多くのうどん店の情報などなければ、知り合いも一人もいないこの町で、まったく身の振り方がわからない
時折聞こえる、貨物列車の汽笛の音が寂しく駅舎に響き、これからの彼の不安をさらに増大させるかの様に、心もとない闇が大きく広がっていたのだった
な~んて書けば、如何にも如何にもの物語ですが・・・
どうして!どうして!!
「ワイはやったるで~~~!!!」
事情は、先に書きました通りですが、非常にポジティブな意気揚々とした姿で、うどん王国にやってきたのでした
~次回の八尾物語 「暗闇の国道32号線」につづく~

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~八尾物語~
2012-05-25
先日の事。関西のうどん界のドン「一忠」の御大から、「ちょっと今晩時間あるな?」とのお言葉を頂きました
もちろん、このような名誉な事態にお断りする理由もなく、燕尾服にオールバックの髪型で謹んでお受けさせて頂いたのですが、嬉しい事に創業当時からのお話を、お酒を交えながら面白ろおかしくお話して下さいました。
「これ、ブログに書いてもいいですか?」
と、お伺いすると、
「んなもん、かまへんがな~♪」 ※大将は、たぶん私のブログをご覧になった事が無い
お酒を飲みながらだったので、細かい描写は論外になるかもしれませんが、とにかく、お聞きした一忠大将のサクセスストーリーを、拙文で(本当に)書いてみたいと思います
何ヶ月かに1回の過程になるとは思いますが・・・

まず、最初の紹介下りは・・・
「氷点下を計測するかのような岡山駅のホームで、まず宇野線への行き方がわからなかった。」
「さて、これからどこに向かおうか。」
頑張って書いてみたいと思います
拙い表現には笑いで答えてね
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