かぎ卯 ~谷崎潤一郎 「蘆刈」に登場したうどん店~ @ 大阪府三島郡
2015-03-11
第5回 関西讃岐うどん西国三十三ヶ所巡礼~ 概要の概要が決定!! 
大正元年創業
以前にも紹介させて頂きましたが、殊うどん情報の希少な大阪府三島郡に於いて、特別な輝きを放つうどん店
谷崎潤一郎の小説「蘆刈」に於いて、主人公が山崎から橋本まで渡し舟を待つ際、こちらで熱燗二合と狐うどんを二杯食べ、さらに熱燗を一本さげて渡し舟に向かうシーンに登場する、由緒正しきうどん店です
もう、すっかり有名店になられましたね
一時のしのぎに体をぬくめさえすればいいのでとある饂飩屋の灯を見つけて、酒を二合ばかり飲み狐うどんを二杯たべて、出掛けにもう一本正宗の罎を熱燗につけさせたのを手に下げながら饂飩屋の亭主がおしえてくれた渡し場に出る道と言うのを・・・
小説 「蘆刈」より

「ちく玉天ぶっかけ」

かぎ卯さんのうどんは、所謂「細うどん」
繊細で滑らかなうどんは、見た目以上にしっかりとしたコシが有り、美味しいんです


店内の雰囲気も良く、この日は、サントリー山崎界隈の自然を楽しむ皆さんで、大変賑っておられました
メニュー







京から西国へと向かう山崎街道に面した、落ち着いたうどん店です

「かぎ卯」
大阪府三島郡島本町山崎3-4-1
TEL 075-962-0700
営業時間:11:00~20:00(L.O.19:30)
定休日 :水曜日
うどん好きの皆さん クリックをお願いしま~す♪
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![20081105092814s[1]](http://blog-imgs-31.fc2.com/s/u/z/suzumeketaro1/201005010054560aes.jpg)

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谷崎潤一郎文学、「蘆刈」に登場するうどん店 うどん かぎ卯 @ 大阪府三島郡
2012-09-02
「関東UDONスタンプラリー」絶賛開催中です!! 
うどんと文学・・・
これからやや涼しくもなり、ゆったりとしてうどんを嗜むのには、絶好の季節を迎えようとしております
UDONを愛する者こそ、是非、洋の東西はおろか南北を問わず、トルストイ、ニーチェ、チェーホフ、川端、芥川などなど、ロマンに浸りながら、優雅にうどんを頂きたいものです
そういう意味では、いよいよ私の本領を発揮する時が来たましたか(既に打ち間違い)
思い起こせば、まだ青き学生の頃、親父がカラオケで歌う「細雪」を聴き、なんと日本には繊細で優雅な言葉があるものかと感心をし、すっかりこの歌を作詞された方が「細雪」を世に知らしめた、初代の栄光を担う方だと思い込んでいたのですが、次学年の国語の教科書に「谷崎潤一郎」が執筆した「細雪」が登場しており、初めて彼の文学からだと知った程の、いわゆる「谷崎通」
まず、そんな私が、訪問してしまってすみません
帰ってから、あらためて「蘆狩」拝読させていただきました


それではと言う訳でもないんですが、せめて、うどんの素晴らしさだけは、しっかりとお伝えさせて頂きたいと思います
お店は清潔で、今風の和風様式でありながら店内は非常に明るく、各テーブルの間隔も非常にゆったりとしております
この度頂きました「たこ天ぶっかけ」です

大きな逆円錐形の器と、中心に盛られたうどんの白とのコントラストが良いですね
器が大きいので、一見過小な量と伺えますが、どうしてどうして結構なボリュームです
添えられた肌白にカラリと揚がった「たこ天」は、蛸独特の甘味と、カラリとした衣の加減とのバランスも良く、素晴らしいです
そうそう、「かぎ卯」さんの麺は、とっても肌が艶々

お店の雰囲気からは想像も出来ない程の硬質な麺ですが、よくよく伺うと、細麺に仕立てられており、どこか心に儚さを感じる風情でした
添えられた、葱、削り節、乾燥ワカメとの相性もよく、食べているうちに「ホッ」とする雰囲気になってまいります
是非是非、ゆったりしっかりと味わって頂きたいものです
メニューの一部です


メニューは反して重厚で、温、冷のスタンダードメニューみならず、カレー系から、つけ麺、ピリ辛系など、それこそ油断なく整備されておりました
皆さんも、それこそ胸を輝かす様な珠玉の日本言葉が詰まった、薄い短編小説などを片手に、うどん巡りなどは如何ですか?
「うどん かぎ卯」
大阪府三島郡島本町山崎3-4-1
TEL 075-962-0700
営業時間:11:00~20:00(L.O.19:30)
定休日 :水曜日
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