手打ちうどん 甚六 ~久々関西に登場した秘境うどん店!!~ @ 兵庫県神崎郡
2013-05-25
「かんさい名店うどんラリー2013」 
なにやら嬉しかったですね
久方ぶりに発見された、関西での「超秘境うどん」でした
かつて猪名川町に「峠茶屋」という、関西では「秘境&ばーちゃん系うどん」の名を欲しいままにした名店がありましたが、それに匹敵する、いや遠距離感から言えば、こちらの方が大きく難易度を上回るお店です
素晴らしい緑に囲まれた延々と続く峠の国道でハンドルを切りながら、よくぞこの見えにくい小さな看板に反応したものだと自分自身に感心


それは、福崎から和田山に抜ける「国道312号線」の、播但道「神埼北ランプ」の降り口スグを、北に向けたところに本当にさりげなく掲げられておりました
通り過ぎた一瞬に、「え、なになにアレ!」ってな感じで思わず車を緊急Uターン
明らかに、山奥に踏み込む様な山道の一本道に車を乗り入れると、しばらく続くこの風景(右の写真)
「ほんまに、うどん屋さんが在るん??」
心中は、「数千年前には存在して、既に廃屋化したお店の看板が、そのまま打ち捨てられて残っていたのでは」と、もう疑心暗鬼の塊状態です
シェ~~




両隣にも前にも上にも下にも次の次元にも、周辺には、な~んにもない山奥の山道沿いに、たった一軒だけうどん屋さんがありました

「ぽつん」という表現は、恐らく古人がこのお店を見て綴った造語なのかもしれないと、思わず想像させられる程の佇まいです
しかも、暖簾の裾に伺える白い小麦の後が、何気で只者では無い雰囲気を感じさせてくれます
隣に微かに伺える「たばこ」も文字も
しか~~しです
出されたうどんのクオリティ(Q)が、目を見張るほど素晴らしいうどん!!
この環境で、この手打ちのうどんが出てきますか?

麺は完全手打ちのしなやかなタイプ
水も良いのでしょう、滑らかで穏やかな、身体をすり抜けてくる様なピチピチの味わいです

つけ出汁も非常にバランスのとれた、昨日今日の修行ではとてもこんな風には仕上がらないであろう、大人の味わいです
更に瞠目すべきは、この天ぷら達

大きな海老が2尾に、ナス、南瓜、さつま芋
さらには、山中のお店らしく、タラの芽、ユキノシタ(雪ノ下)、新茶の芽
こんな揚げたて熱々の天ぷらが出されるなんて、もう非凡としか言い様がありません

なんで、こんなところにこんな素晴らしい手打ちうどんのお店が一軒だけあるの?
割烹職人の風貌を持つご主人にお話を伺いました
京都の清水寺界隈で35年に渡って親しまれてきた「甚六うどん」のご主人が、このお店を始められたのが一昨年の事
元々は、お店前の街道がメインの街道(旧国道312号線)で、大将のご両親がこの店舗で雑貨屋さんを営んでおられたんだそう
その店舗を、新たにうどん店に改装し、現在に至っておられます


従って、お店は土間と居間といった「住居」そのもの
お品書き




注文が入ってから、タネにサクサクっと衣をつけ、天ぷらを揚げる風景は職人さんらしく、まさに堂に入ったお姿でした

「手打ちうどん 甚六」
兵庫県神崎郡神河町猪篠 (銀の馬車道 旧国道312号線沿い) ※クリック上の地点はあくまで参考
TEL 090-3861-3070
営業時間:平日 11:00~14:00 17:00~18:30
土、日、祝日 11:00~18:30
定休日 :火曜日、水曜日
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