のり一 ~不夜城”天文館”の夜を〆くくるこの一杯~ @ 鹿児島県鹿児島市
2016-05-18
こういった地方都市の繁華街で、その街の空気に浸りながら深酒に身体を浸け切った後、最後の最後に〆の一杯を頂ける、その酒場を知り尽くした老舗のお店があるところって本当に羨ましいそのまんま、その街の歴史を感じらる様です

京阪神では、こんな雰囲気のお店は、まず見当たらないなあ
暖簾を潜ると、右手が厨房を囲むようにのびたL字の大きなカウンター
左手は、小上がりのテーブル席がズラリ
席に着くと温かいお茶と、定番のこんこが出てきます


そして、この潜在的に有った鹿児島ラーメンとはまったく違ったあっさりとしたラーメン
これが、また気分をリフレッシュしてくれるかの様です

琥珀色の澄み切ったスープは、旨味を十分に含んでおり、飲んだ後の胃の腑にじわりと沁みこんできます
鶏の美味さに、焦がしたタマネギの風味が相俟って、なんとも言えない味わいです
おお!地元仕様!!

これを頂いて、タクシーを飛ばしてお家に帰ってさあ明日

そうそう、鹿児島では驚くほど年齢問わずの女性の飲みグループが多くて、その点でも他の町とは違う気がしました
さすが薩摩おごじょ
「のり一」
鹿児島県鹿児島市山之口町9-3 神川ビル1F
TEL 099-222-4497
営業時間:月~木 20:00~翌3:00
金・土 20:00~翌4:00
定休日 :日曜日
うどん好きの皆さん クリックをお願いしま~す♪
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西田屋食堂 ~これまた破格の自家製麺大衆食堂~ @ 鹿児島県鹿児島市
2016-05-08
「2016年 関西うどんグランプリ 〜ひやかけ編〜」
九州新幹線の終着駅「鹿児島中央」駅の界隈
私が地方の都市が好きな理由のひとつですが、多くの方々が集まる巨大なターミネルでありながら、一歩外に出ると、其処には地元の方々の生活の空気がそのまま漂って居る事
言うときますけど、新幹線が停車する界隈ですよ、あなた!
(あ~まだ香川で居た時の幻想に囚われてる?)
そんな人が集まる繁華な場所から徒歩5分
こんなに素晴しいお店が今も頑張っておられます

西田屋食堂さんは、とにかく破格です
その佇まいもそうですが、何がすごいって、こちらは食堂でありながら自家製麺のお店なんです
聞けば、西田屋食堂さんで技術を学んで、九州各地に出て行かれたお弟子さんが、たくさん居るんだとか
こんな食堂のスタイルで、自家製麺で頑張っているお店は、私は他には知りません
しかも、湯を沸かすもの、出汁を炊くのも全て二口のカマドだけだって
更に驚くのが、この価格
「肉うどん」が¥320

しかも西田屋さんの場合、「うどん」であれ「そば」であれ、そして人気メニューの「ちゃんぽん」であれ注文をすると、必ずご飯に生卵、それに香の物、更には冷奴が一緒に付いてくる言う、とにかく素晴しいサービスが有ります


営業職の悪いクセですが、一瞬頭の中でそろばんを弾いてしまいました
ほんと、他の食堂ではまず考えられない事です
更には、滑らかなうどんの美味しさも然る事ながら、少し強め(こわめ)に炊かれたご飯が、生卵にも優しいお出汁にも合う合う!!



身も心も蕩けてしまいそうな一杯です
何から何もで、まさに破格のお店です
また、店内の空間が落ち着いてるんだ


入り口の土間の様な空間の席が埋まった時、上がり框から入る奥の座敷に陣取れたら、どんなに素敵なことでしょう
食べ終わった後、そのまま後ろに倒れて背伸びしてしまいそうな、そんな空間です
屋根瓦の苔むした風情が、これまたお店を彩っております


巨大なターミナル駅から僅かな場所
鹿児島がまた一層好きになってしまいそうです
「西田屋食堂」
鹿児島県鹿児島市西田2-7-24
TEL 099-256-7270
営業時間:11:00~14:00
定休日 :
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ほりえラーメン ~輝くばあちゃんの閃光の一杯~ @ 鹿児島県鹿児島市
2016-05-03
「2016年 関西うどんグランプリ 〜ひやかけ編〜」
平凡な例えで申し訳有りませんが、本当に映画のセットの様
わざとこうしているのか、時代がこのお店だけを特別に見守って来たのか
とにかく、その一角だけが何かに魅入られたように隔絶して生き残っている感じ

ほんで、厨房では、ばーちゃんがただ一人独楽の様にクルクルと動く動く
その動きの機敏な事、清々しい事
お客さん達もつい乗せられて、ラーメンは取りに行く、ご飯は自分でよそう、器は返すと、もうお店とお客さんとが一体となって、ラーメンを楽しんでいるかのよう


とにかく、あっけにとられている私を尻目に、お店には地元のじーちゃん達も然る事ながら、この雰囲気にはまるでそぐわない、平成生まれの若いOLさんやサラリーマンの兄(あん)ちゃん達が、次から次へとお店に入ってきます
そこには、「ほりえラーメン」というひとつの聖地が出来あがっていました
「ばあちゃんのラーメン」です

数日前に電話でお店が開いているかの確認していた為、大阪から来た事をばーちゃんに告げると
「あら~お電話して下さったのお宅だったの~。嬉しい~大阪から来て下さったの!」
と、標準語と薩摩なまりと両方が入り混じった流暢な言葉で感激してくださいました
元々薩摩の方は、明治維新以降に東京へ移住された人々が多く、現在使われている標準語が出来るのに、ひと役を買った事を耳にしていたのですが、目の前で触れると新鮮そのもの



さて、早速頂こうとラーメンにお箸をつけた時、ばーちゃんが座敷の奥に隠れたかと思うと、お椀に一膳のご飯を盛って帰ってきて
「これくらい食べられるでしょ。おばあちゃんからサービス。」
と、にっこり

あらら、ハートを奪われてしまいそう
鹿児島のラーメン店では、普通にお漬け物がサービスでついて来る事が多い様ですが、この大根の醤油漬けと白いご飯とが合う合う!!
ラーメンは至ってシンプルな醤油味
少しニンニクを入れてもらいましたが、滋味深いというか温もりがあると言うか、ただただ有り難く頂けるそんな一杯
ファンがお店を支え、おばあちゃんが皆に元気な気持ちを降り注ぐ、そんなラーメン店
帰りに、おいくらですか?
「¥300頂戴します」
はあ~~、たまらんなあ
お会計はセルフで
讃岐以外では、こんなシステムのお店は初めて


また、この会計の箱が創業から使っている50年選手なんだって
帰る間際に
「おばあちゃん、記念に写真を一枚ええかな?」
すると、おばあちゃんニッコリ笑って素早くピースサイン


あかん、惚れてまうわ

「ほりえラーメン」
鹿児島県鹿児島市堀江町2-8
TEL 099-222-8569
営業時間:11:00~14:00
定休日 :土、日、祝日 ※不定休
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やぶ金 ~船上で頂くあの日のうどん~ @ 鹿児島県鹿児島市
2016-04-30
「2016年 関西うどんグランプリ 〜ひやかけ編〜」
今はもう頂く事が叶わなくなった讃岐うどん・・・
その昔、宇高連絡船上で頂いた懐かしのうどん
連絡線が高松の桟橋を離れるとともに、デッキの上に駆け上がり、なにはともあれ頂いたうどん
瀬戸内の島なみを眺めながら、儀式の様に食べたうどん
しばらく郷を離れて久方ぶりに戻ってきた時、連絡船から「お帰り」という言葉を耳にしたかの様な、あの日のうどん
今になって思えば、あの宇高連絡船の約一時間内に、船の上で食べたうどんが、四国帰る心の準備をさせてくれたんだと思う
田尾さんも言うてはりますが、とりわけ何が美味かったのかは正直覚えておりません
が、残っているのは、あのイリコ出汁の香ばしい香りと、船上から眺めていた瀬戸内の風景

鹿児島市から向かいに聳え立つ桜島まで、わずか15分の時間
桜島フェリーには、そんな思いをもう一度噛締めさせてくれる、船上のうどん店が有ります
あの日の思いをもう一度味わいたくて





目の前には雄大な桜島
頬の撫でる様にすり抜けてゆく海風のシャワーを浴びながら、懐かしい思いに耽ってしまいました
連絡船には赤板と小さな三角の揚げの記憶が残っていますが、さすが鹿児島「さつま揚げ」が添えられています
やわらかい麺がなんとも言えず、良い風情となっています





鹿児島市側の桜島フェリーのターミナル近くにある水族館の川では、無料でイルカの訓練を見学する事が出来ます
まだ、新米君達なので、ジャンプの仕方も可愛らしいわ



「やぶ金」
※桜島フェリー船上
TEL 099-225-3071
営業時間:9:00~18:45(桜島発便)
定休日 :
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讃岐うどん 松家 ~薩州発 本格讃岐うどん店の登場!!~ @ 鹿児島県日置市
2016-04-28
「2016年 関西うどんグランプリ 〜ひやかけ編〜」
嬉しい新店情報です
これまで、各地の様々な讃岐うどん店新店情報を追い続けてきたのですが、九州方面の、特に九州南端部での情報には、あまり触れる事がありませんでした
そんなある日、たまたま「松家」というキーワードから偶然出合ったお店
20歳の頃、嘘みたいな出張で行ったきりの鹿児島へ、また再び足を向けることとなりました
「讃岐うどん 松家」

シラス台地の広がる風景を眺めながら、車は日置市へとやってきました
台地上の丘を登って、畑の広がる喉かなところにお店は有ります


この土地ご出身の大将が、この地で讃岐うどんのお店を開くべく修行をされ、2月にOPENしたばかりのお店
この日は天気も良かったので、明るい日差しがこれまた明るい店内に降り注ぎ、南国の空気を遺憾なく発揮されています



「肉温玉ぶっかけ」

もう驚きのビジュアルです
麺の艶といい食感といい申し分が有りません

ひと口頂いただけで、ここは関西の有名店かと勘違いするほどハイレベルのうどん
弾力感もしっかりとして、冷系の好きな方には、きっとたまらないうどんです
これだけのパフォーマンスだと、恐らくセルフチェーン店の讃岐うどんしかご存じ無いであろう薩摩の方々に、新しいうどんの概念を植え付ける事となるでしょう




そういえば、肉は牛ではなく鹿児島産の豚を使用されているのでしょうか・・・
いや、素晴しいです
メニューはOPEN仕様

鹿児島の皆さん、是非、本格的な讃岐うどんを楽しんでみてください!!
「讃岐うどん 松家」
鹿児島県日置市日吉町日置751
TEL 099-292-2200
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30)
定休日 :日曜日
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