京都拉饂麺(らうめん)登場~ たなか家 @ 京都府綴喜郡
2010-10-19
京都拉饂麺(らうめん)の登場です。
全世界が「リーマンショック」の影響を受け、大手企業から中小業者まで、洋の東西を問わず、苦境と混乱とが続く中、関西のうどん界とて例外ではありません。
こと、この猛暑が続いた夏前後からは、どのお店に於いても客足の伸びが悪く、平日どころか土、日の行楽日においても、通常の6~7割しかお客さんが来ないというお店も、多々耳に致します。
「まさに、うどん界のリーマンショック。」との懸念の声や、
「このままでは、この10月以降、経営的に非常に難しくなり、厳しい選択を取らざるをえないであろうお店が、多数出てくるだろう。」
など、そんな声が実しやかに聞こえてくるのは、小麦高騰の折りにもここまでは耳にしなかった、私にとっても初めての事です。
そんな中、京都の有名店「たなか家」の大将が、現状打破の一環として、新機軸の「うどん」を投入されました。
「京都拉饂麺(らうめん)」です。

「うどんちゃうやん!」って、ツッコミが入りそうなんですが、これが歴としたうどん。
一瞬、「坦々麺」を思わせる様なビジュアルですが、これがなんとベースは「かけダシ」。
オリジナルのラー油とを上手に合わせることによって、とってもまろやかでクリーミーなスープに仕上がっています。
見た目ほどピリ辛ではありません。
ひと口啜ると、優しく甘みが口の中に広がって、すぐにラー油独特の香ばしい香りとが、渾然一体となります。
あの上等の酒粕を使った「粕汁」を、もっと食べやすく柔らかくした感じですね。

こちらの「拉饂麺」には「釜揚げ用」のモッチリとし太麺が使用されています。
まだ、思考錯誤を続けておられる段階だそうですが、これにもう少しシャープなタイプの細麺か、もし可能であれば、「ちぢれ麺」を使用しても面白いのではないかと思うのですが、如何なもんでしょう。
しかし、多少改善の余地はあるとは言え、TOTAL的にアイデアを屈指した、素晴らしい一品だったと思います。
お店のネームバリュー向上や、安定を得るためにも、そのお店の「看板メニュー」を持つ事は、関西や関東方面で営まれる以上、必要不可欠になりつつありますからね。
これから寒くなる季節に向けて、時期的にもタイミングの良い一品ではないでしょうか。

そうそう「鳥天」も登場したんよ~ ♪

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