もうあの日に戻れない・・・ -兄編- @ 讃岐うどん
2012-11-18
「関東UDONスタンプラリー」絶賛開催中です!! 
また、ひとりの人間の人生を変える破目となってしまった・・・
しかし、人格形成上に於いて、幼児期に如何に折り目正しく本物を体験したかによって、その子の将来への可能性が大きく変わるように、讃岐うどんに対して、ほぼ白に近い人間(やや黄色な部分もある人だが

私と同じく、18才で香川を出て、以来ずっと関東・東海地方に住む兄は、うどんに対しては、まったくと言っていい程、初心(ウブ)なお方
但し、麺類には目がないどころの騒ぎではなく、その摂取する量も膨大で、要するに彼の生活圏内に於いて、そ~ゆ~物が存在しなかった事と、半分あきらめの気分が生まれていたせいではないのでしょうか
そんな、兄のうどん人生を変えた、所謂「S級」のお店の一杯

一杯¥150の魔法のうどんです
この光り輝くうどんを、初めて一口啜った時の彼のリアクションが見たくて、その様子をジッっと見守っておりました

麺を4~5本箸で持ち上げ、掻き込むように口にした瞬間、彼の背筋が一気にピン!と反り上がり、見つめる私の瞳をクワッ!!と睨み返してきました
そして、私の食べる速度をもはるかに上回る勢いで一瞬にして食べ終え、フーッと一息はいたところで
「なんぞ、これ!!」
「冷かけ」の存在すら知らず、ましてや「製麺所型セルフ」の段取りなんてサッパリな彼にとって、もうこれまでの麺ライフには戻ることの出来ない一日となった様です
ふふふっ・・・
讃岐うどん通の方で、初めて食べる人を案内した時、私同様そんな姿を見て、つい鼻の穴が「ふふん」と大きくなってしまう方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか


「どしたんぞ、コレ!」と吠えた一杯



「この3軒は、これまで食べたうどんと明らかに違う」と言った一杯

これまた一口食べた瞬間、振り返り様に私を睨み、感嘆のうめきを上げた後、「この麺は3層の構造になった旨さがある」と語り始めた一杯



か~~~~なりお気に入りの様でした
「これは食べたことないな~」と、得意の「うどん一気啜り食い」が敵わず、モゴモグしながら頂いた一杯

以前、カーナビを頼りに「スポーツクラブ JOY FIT」まで来たものの、お店の場所がわからず、1Fの駐車場をウロウロと5~6周し、さらに周辺の区画を探し回っても見つける事が出来なかった、待ち望んだ一杯

写真は私のひと玉、兄は二玉
もちろん、二人とも「しっとりゲソ天」付き
早朝、一発目から入れ込みすぎた一杯




観音寺に非常に馴染みのある彼にとって、早朝からこの方面独特の「甘めのイリコ出汁」が頂けた事に、喜びを感じた一杯

もう帰るんかと思いきや、もう一杯だけとリクエストされ、私は腹一杯で、隣で食べる姿だけを見守った一杯
「美味い!」を連呼

とどのつまり、2日間で10軒
兄は計12玉
もう、あの日に戻ることは出来そうもありません
恐らく愛知に帰ってから、このブログの写真達を見て、またぞろうどんの虫がウズウズと湧き上がってくる事、必死でしょう
ふふふっ、どれだけ耐えられるかな

そうそう、私の為に道を曲げてくれた、弟思いの一杯

ゴチソ~様でした

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