手打ちうどん 松岡 ~トランペットの失言と棟上~ @ 香川県
2015-06-06
第4.5回 関西讃岐うどん巡礼 SUPER HARD編~ スタート!! 
第5回 関西讃岐うどん西国三十三ヶ所巡礼~ 概要の概要が決定!!

墓の掃除やなんやかんやで1年ぶりの帰省
今回は、うどんが目的ではないんで、あまりそっちの話は期待しないでね
言うても、人間自然と腹は空くもの
丸亀でお参りして、松岡で昼を頂こうかとちょうど、国道32号線を目指して南下していた時のこと
ちょうど、「まえば」がある方面に近づいてきた時、私がトランペット元ガ~ルに、
「知ってるか?この界隈は昔、かがわの文化人講座で

栗熊、富熊、栗熊、富熊ぁ~~
って唄ネタがあったんやぞ」
って、紹介した時、ちょうど目の前に琴電「栗熊」駅が現れたので、ここがその栗熊やと指を指して教えてあげたら、なんと
「え!あれ駅なん?、自転車置き場かと思った・・・」
なんて事をぬかしよった
もう、そないに失礼な事を言う奴には、松岡のうどんを食べさすわけのはイカン
と、言う事で、松岡のうどんを堪能させて頂きました

もう、言葉は要りません
私にとっては、琴電の電車が12編成で走って特急まで出来たくらいくらい、大感激のひやひやでした



やっぱり、何かが違います

さてさて、詫間のお墓に行っていた時の事
実は帰省の道中、私たち夫婦が子供の頃、香川で過ごした時の風習の思い出を話しておりました
お祭りのこと、駄菓子屋のこと、そして、おいりの事に、棟上の事
中でも、トランペットが一番感心を示したのが「おいり」の行事と「棟上」
「おいり」は、当時ご近所さんに新婚の奥様が来られたら、子供たちは挙ってそのお宅へ訪問し「おめでとうございます」と言って、「おいり」というお菓子を頂く風習がありました
その時は、必ずと言っていい程、玄関先に新婚の奥様とお姑さんが並んで座っており、挨拶に来た子供たちに、横に置いてある大きな箱から「おいり」と鉛筆、ノートを取り出して、私たちに与えてくれました
おいりのフワフワとした食感が、何とも言えず美味しくて、「やめられない止まらない」状況になったものです
そして、もうひとつが「棟上(むねあげ)」
これは、もう子供たちにとって、お祭りと並ぶほどのBIGイベントでした
子供の頃は詫間では「餅放り」ともいっておりましたが、新築の家で大体の骨組みが完成した際、お家を建てた方がご近所さんに、その建築中の建物の上から、お餅、お菓子、ラーメン、日用品を勢い良くまき、ご祝儀の様な縁起を担ぐかのような、そんな行事です
当時の子供にとっては、タダで天からお菓子が降ってくるんですから、もう夢の様な大イベント
また、その時の餅・菓子を拾う方々の気合の入り方は、まさにハンパなものではありません
大人も子供も、老若男女変わらず闘志を剥きだしに獲物にくらいついていくかの様でした
中に「木札」と称される、木の板に書かれた目録の様な物が、棟上終盤にまかれ始めて、その景品は「お酒 一升」「米10kg」など、大人が喜ぶ商品がレアなものでした
あるところでは、「米一俵」なんて豪華の品を出したお家もありました
流石に、大人の男性が争うように取り合うそこには、子供たちは恐れをなして加わる事は出来ませんでしたが・・・
今では、すっかり見かけなくなりましたよね
この「棟上」にトランペットはいたく感心を持ったようで
「羨ましい~面白そう~、そんなのいっぺん体験してみたい~」
を連呼しておりました
この日、海の近くの墓地で墓参りをするべく、その前に車を停めたときの事
さて、車を降りようかとしていた時に、普段はひっそりとしているところなのですが、目の前の近くの建設中らしき家の前には、車の行列、自転車で走る人、そしてじーちゃん、ばーちゃん達
新築現場を背中に、どこか記憶にある懐かしい雰囲気が醸しだされております
なんとて、沢山の人が集まってまして・・・
その瞬間、私と荒鷲さんのスイッチが一気に「讃岐人」へと切り替わりました
「棟上げや!!」
もう、血相を変えて走り出す二人
大阪で育ったトランペットは、一体何が起きたのかと、数m遅れてついて来ます
「あほ!その数mの遅れが命取りになるんじゃ!!」
とにもかくにも、お供え物の入っていた袋を手にとって走る私
もと短距離ランカーの、あの頃を髣髴させるかの様な荒鷲さんの走り
現場に飛び込んで、目の前に飛んできたお菓子に飛びついた瞬間、隣のおっちゃんが吹っ飛んでおりました
向こうを見ると、荒鷲さんはそれこそ獅子奮迅の働き
頭上を舞う、様々な品物に童心に返ったかのように、無心に飛びついております

トランペットはと言うと・・・
あまりにもの迫力に、集団の外で暫し呆然
この中に入る潮を完全に失っております
終盤、ようやくその争いの中に入れたようですが、最早アフターカーニバル
場外に流れてきたわずかのお菓子を数個手にするだけで、一瞬の時を逃したようです

お墓参りを終えた帰りの車中で彼女がひと言
「腰の曲がったお婆ちゃんがすごい勢いで突っ込んできて、私飛ばされそうになった。婆ちゃんなんであんなに動けるん?怖かった。」
私も荒鷲さんも大爆笑でした

この日の戦利品です~

荒鷲さんの戦果が60%、私が30%くらいです (周りの小さいお子さんにいくつか分けました)
それでも、お餅は20個を超えております
他にも、昆布茶、ティッシュ箱、ドラ焼きなどなど時代は変わりましたね
しかし、荒鷲さん
咄嗟の事でビニール袋が無かったとは言え、それらの品物を、先日アウトレットで無理して購った「COACH」のバックに、勢い良くを詰めて頑張ったてたんやから、ホンマ讃岐人の血は争えんよね~


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