とうふの比嘉(ひが) ~石垣島の夜明けに頂く蕩ける”ゆし豆腐”料理~ 沖縄県石垣市
2015-12-06
第5回 関西讃岐うどん西国三十三ヶ所巡礼~ ホームページへ!! 
南海の朝は少し温かい空気に包まれながら、やがて明けゆく星空を、きらめく粒子のひとつひとうが、少しずつ扉を開けてゆくかのようです
この日は、盾に並んだ金星、木星が私達に微笑みかけてくれました



頬に流れていく風さえも産毛のひとつひとつを撫でてくれているかの様で、この地に来た嬉しさを感じるのは、本当にこんな時かもしれません
午前6時
サトウキビに囲まれたまだ舗装されていない道を、車のヘッドライトで照らしながら目的のお店へ

そこには、畑の中にポツンとある空間と、南国を肌で感じさせてくれるかの様な、嬉しくなるオープンデッキのお店
こちら、いわゆる「豆腐屋」さんです
柔らかい南国の風に触れると、朝からの成り立ちまで変わってくるかのようです

6時半OPENのお店ですが、次々に車が押し寄せてきます
いずれも、このお店の奥で製造されている「ゆし豆腐」を頂くのが目当て


「ゆし豆腐そば 大」


なんと大豆の香りの鮮烈な事よ
体がフワフワと蕩けて行くかのよう

雪の様な豆腐を蓮華で掬って、空腹のお腹に流し込む時の、この蕩ける快感は恐らくこのお店でなければ味わえません
何よりこの身体を労わってくれるかの様な、滋味溢れる豊な味わいがたまりません
そばで頂きましたが、味付けはあくまで豆腐が主役です




お店のお母さんの勧めで、石垣島産の香辛料「ピパーツ」を振りかけて見ると、少しコクが出て更に豊な味わいとなります
もちろん、島とうがらしとの相性も抜群です
店内を流れる早朝の柔らかい空気に身をもたせながら、朝から出来たてのこの旨味が凝縮された豆腐を頂く
旅先の非日常とは言え、なんと贅沢な事なんでしょう

この店で知り合った、異国のマダム達とも仲良くさせて頂きました
上の写真は、その中でも特に見目麗しいお方がお願いしていた「お年寄りにやさしいセット」(笑)
普段は、街中では許されない豊な食品が、人と人との垣根を取り除いてくれます
シチュエーションも最高です
メニューです





お店は早朝からお昼の3時頃まで
心も身体もシャンとする一杯
体の奥底がどこか共感できるのは、讃岐のお店に良く似た空気を持っているからかしら
石垣島の空は、やがて明けてゆきます

「とうふの比嘉(ひが)」
沖縄県石垣市字石垣570
TEL 0980-82-4806
営業時間:6:30~15:00
定休日 :日曜日
~この日の飛!!~
まさか「南西航空」仕様の「B737-400」に出会えるなんて (ノД`)ヽ



南国の空に映える、昭和なオレンジのライン塗装
窓枠の並びが一直線に結ばれ塗装は、第3ジェット世代の王道です
垂直尾翼に誇ったかのように記された「SWAL(South West AirLine)」の文字
かつて、八重山諸島に住み島民の皆さんの生活の足ともなった健脚のライナーです
出会えて良かった
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