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釜揚うどん 一忠 ~2016年7月31日この男の背中を瞼に~ @ 大阪府八尾市

 2016-07-31
「2016年 関西うどんグランプリ 〜ひやかけ編〜」 さあ!ひやかけを頂きましょう

私のこれまでの人生を通じて、これほど自分に正直で、仕事や仲間に対してもピュアな人に出会った事は初めてかもしれません

   釜揚げ特大3

私ども人間のやっかいなところは、日常の生活のみならず、自分の身を置く場所のなかで、つい己の身の丈と他者とを比べたり、自分の置かれている実態はやくたいも無い空間の住み心地によって、安心したり慄いたりするという、偏光ガラスの様な内面を持ち合わせる生き物であると言う事
それ故、自己を維持する為の、モチーベーションの操縦桿の上げ下げに実に苦労する事が実に多く、それが反作用で何らかのストレスになって行く事がありますよね

   釜揚げ特大5

ところが、一忠の大将は、私がこれまで出会ったどの方々の枠には入らない、いえ、そこから超然とした形状で言うと限りなくと丸い球形な存在をしたお方なのです
敢えて言うならば、水晶玉の様に透明なお方

   釜揚げ特大


私見ですが、個人でお店を背負っておられる様な職人さんの世界を考える時、自他を寛容的に見極め、さらには、自分自身に実直で有る事は基より、他者をも受け入れる寛容性を持つ事は、その道を極められた賢者のみに与えられた、神々しい事で有ると言わざるを得ません

   釜揚げ特大6

   釜揚げ特大7

自分の努力と腕次第で、ある意味人生を大きくコントロール出来兼ねないこの世界では、ついうっかりと仮の勝者の意識を持った瞬間、永続飛行をする為の操縦桿のコントロールを失い、復元不能なフラットスピンの状態に陥るケースも山ほどの事例が有りますし、私自身耳にした事が多々あります

   一忠9

この道を究められた御大の日常には、仕事に真剣に向かい合うのは当たり前としても、その苦労は一切表には出さず、愛する同業の仲間に対しても巨大すぎるほど寛容であり、どころか、スタッフさんや一般のお客さんである私に対しても、分け隔て無く美しい心遣いを与えてくれること
いつしか、私は大将の肩にもたえかかるかの様に傾倒しておりました

一忠さんの唄」をリリースしたのもその頃
実は、これまでで一番評判が良かった記事がこの唄の時

   一忠

   一忠7 一忠8

   釜揚げ特大4 一忠3

   一忠5

この日、最後の一頁を綴る事となりますが、うどんを愛する者として大将の姿を見失う事は決してありません
その柔和な微笑と、それを支える家族の皆さんに、心から感謝の意を送りたいと思います

   一忠4

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手打ち讃岐うどん かぐら ~これぞ讃岐スタイル!キレキレのセルフ冷かけ~ @ 兵庫県明石市

 2016-07-20
「2016年 関西うどんグランプリ 〜ひやかけ編〜」 さあ!ひやかけを頂きましょう

おもしろいなぁ
同じ関西でも、それぞれの地域によって、うどん店の雰囲気というか文化が僅かながらも違うのを、皆さんお気付きですか?
例えば、大阪にあってその他の地域に無いもの
それは、この7月で歴史に幕を閉じられる、忘れられない一忠さんの様な「釜揚げうどん」専門のお店
※残念ながらかつては、和歌山にも素晴しい名店が存在しておりました
逆に言えば、京都で「釜揚げうどん」って殆ど耳にする事がありませんよね
それでは、京都に有って、その他の町には無いもの
私個人の意見ですが、「冷」系を置くお店は、一部の自家製麺系のお店を除いて、ほぼ皆無と言ってもよい事

   

それでは、兵庫に有って大阪に無いものってなんでしょう
お分かりですか?
ま、私の私見ではありますが、それは「個人のセルフ店」がある事、いえ、今でも頑張っておられ、それを受け止める文化がある事です

かつて、大阪界隈にも多くの「個人セルフうどん店」が登場しました
なかには、香川の一部のお店を模して早朝5時からOPENするお店も有りました
しかし、何故だか大阪で個人のセルフうどん店が根付いたと言う実績はなく、関西に限って言えば「兵庫県」のみが、その栄冠をきせられる名誉を持っていること
「いわしや」「がいな製麺所」そして・・・
その一端を強固に担っておられるお店が、ここ「手打ち讃岐うどん かぐら」さん
巡礼にも参加して頂いたことのある、最早名門のセルフうどん店さんです

   かぐら8


とにかくお伝えしたい事が、通常から提供されるこの「冷かけ」のきれ!

   かぐら1

いえ、きれきれと連呼したいうどんとお出汁の融合
なんとて讃岐チックで、しかも、背筋が伸びる様な美味しさを含んだ、極上の一杯です

   かぐら2

   かぐら3 かぐら4

久方ぶりに巨大ゲソと一緒に頂けた幸せに浸りながら、あらためて関西讃岐うどんの素晴しさに浸ることが出来ました

ひと言、Beautiful!!

   かぐら5 かぐら6

   かぐら7

まだ未体験のうどんファンの皆様、是非この一杯を頂いておかないと、何かの判断基準に狂いが生じる可能性が有りますよ
特に、香川に言った事のある皆さんはね

手打ち讃岐うどん かぐら」 
兵庫県明石市大久保町松陰1115-1 セオコート明石103
TEL 078-936-0038
営業時間:火~金 11:00~15:00(L.O.)
       土日祝 11:00~15:00 17:00~20:00(L.O.)
定休日 :月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)

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情熱うどん 讃州 豊崎本店 ~10年の年月が織り成す元祖トルネード~ @ 大阪市北区

 2016-07-18
「2016年 関西うどんグランプリ 〜ひやかけ編〜」 さあ!ひやかけを頂きましょう

先日、彼は欧州へと旅立ちました
新たなトルネードを、日の本の國で起こすべく・・・

   讃州2

さてさて、大変僭越ではございましたが、先日の「情熱うどん讃州10周年飲み会」では、拙いながらも司会を務めさせて頂き、心より感謝申し上げます
ご参加賜りました皆様に於かれましては、お耳苦しい時間を送られる事となり、誠に誠に申し訳けございませんでした

その贖罪といってはなんですが、OPEN当時から決して繁華な町ではなかった豊崎の地に根をおろしてからこの10年間(正確には10年以上)
がむしゃらに突っ走ってこられた、これぞまさに情熱うどん讃ちゃんが、これまで関西のうどん界に投じた一石の一端を、僅かながらですが、あらためてご紹介させて頂きます


彼の師匠のたけちゃんは、もう15年以上も前に「ちく玉天ぶっかけ」を世に送り出し、当時でも今でも関西うどん界では考えられない程の一大うどんブームを、世に巻き起こしました
その師匠のたけちゃん曰く
「関西で自分のお店の存在を知って頂くのには、そのお店を象徴とする渾身の人気メニューを生み出さなければならない」
と、常日頃から経験上の持論を展開されており、そんな言葉を、私自身も何回も耳にして参りました

   讃州1

やがて
「今度、私の弟子がお店をOPENします。雀さんこの場所分かりますか?」
と、まるでミステリー小説の様な細かい写真の一編がたけちゃんのHPに掲載され、当時の私は、まるで挑発されるかの様に、うどん店の記憶を、通常秒速20000回転のところから20005回転までポテンシャルを上げて、ようやく割り出したのが豊崎から世に出ようとする讃ちゃんのお店でした

      讃州ひやかけ6

以来、コナモン協会の「華麗なるカレー麺」では、オープン間もない讃ちゃんの記事を書かせて頂いたり、関西一週間の「関西うどん大賞」では、お世話になったり・・・(華麗なるの記事で西城秀樹さんの名前が"西条"さんとなっているのに今気付きました)



その間、彼は師匠の教えを忠実に履行しようと、様々な試行錯誤の上、当時うどん業界では誰も手をつけていなかった「うどん⇔つけ麺」のジャンルに、果敢に踏み込んで行きました
そう、「情熱うどん讃州」の代名詞ともいうべき「ざるチャーシュー」の誕生です

   第一番情熱讃州

これまで、イリコ・鰹・昆布と和風のつけ出汁が当たり前だった「ざるうどん」の系統に、敢えて動物系のコクのあるスープを投入すると言う、既成概念からの脱却を図り、当時のうどん業界で大きな問題となっていた
「うどんに、若者層のお客が取り込めない」
と言うジレンマを、解消する大きな活路を見出してくれました
讃ちゃんは、素材その物の一番美味しい食べ方と、当時ブームとなりかけていた「つけ麺」の良いところを俊敏に融合し、その時代に合った素晴しいな一品を、讃州の代名詞として確立するに至ります
それ以来、関西はおろか、うどん業界全体に、あらゆる面でのメニューのゆとりが広がって行く事となります
実際、多くのうどん店が、これまでのメニューに於ける閉塞感から脱却し、「つけ」を起点とした新たなメニューに取り組みながら、これまでに無かった新しいうどん文化に挑戦する事となりました
その流れの功績は、間違いなく彼に冠せられるべきものです

なんとて当時私が快かったのは、これまで麺その物の本当の美味しい食べ方にまったく関心を示さなかったラーメン業界が、それらを主役に扱う「ざるうどん」「ざる蕎麦」と言った食べ方にようやく気付いたらしく、慌てたように「つけ麺ブーム」が到来し、さも「麺の食べ方はこれに限る」といった風潮が、後追いの様に世間を巻き込んだ事
当時、東京に出張に出かけた際、そこここのラーメン店が、何かに取り憑かれたかの如く「つけ麺」の幟を掲げるどころか、乱立させていた事に、僅かながらも驚きとほくそ笑みを感じられずにはおられませんでした
麺の楽しみ方については、うどん・そば界の方が先行しているのは、否めませんよね



それに合わせるかの様に、讃岐のうどんブームの火付け役ともなった「釜玉うどん」に、カレーを融合させた「カレー釜玉」の誕生

   讃州カレー釜玉2

こちらの一品も、讃州グループを代表するうどんです

おおっと、忘れちゃならないこの絶品の黄金色の「冷かけ」

   讃州ひやかけ2

これまた、旨味をじっくりと時間をかけて抽出した渾身の一杯
現在では最早、関西うどん界の夏の風物詩ともなっております
まるでワインの様に、お出汁のテイスティングを始めたのも、讃ちゃんのお店が初めてだったんじゃないかな


私個人のお付き合いとして忘れてならないのが、運営する「関西讃岐うどん巡礼~」の企画に、お店側の立場から本当にお世話になった事
私ども、その方面の常識をわきまえない素人の企画側と、お店という巨大な物を背負って立つ責任あるうどん店の大将達との間を取り持って、様々な調整に奔走し、巡礼の企画を今の様に育ててくださったのも、彼が居たからこその結果です
私自身、何回も心が折れそうになった所を支えられてきた事か
讃ちゃんの素晴しいところは、見渡す視点がミクロ的なところではなく、マクロで物事を考えてくれる事
やえもすれば、「職人」さんと言う立場で判断するのが当たり前の彼なのに、そのフィルターを外して、業界全体の事を考えてくれる貴重な存在でもありますし、そこを行動でしっかりと示してくれる頼もしい存在でもあります
お店を経営されながら、その方面にも尽力される事は、一方ならぬご苦労があった筈
その系譜が、今でも讃州グループと言うお弟子さん達を通して、うどん業界に脈々と受け継がれている事に、彼の功績を称えずにはいられません

   讃州3 讃州4

その他、語れば様々な思いが湧き出てくる様で、始末に困るのですが、敢えて今は多くは申しません
蛇足ですが、何かのイベントだったかな、酔っ払った讃ちゃんに「おい雀~っ!」って言われながら、回し蹴りを食らわされた事もあったなあ~(笑)
それすら、最早肩を抱くような、戦友とも言うべき嬉しい思い出となって心に残っております

   讃州3

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山元麺蔵 in 京阪百貨店 守口店

 2016-07-11
「2016年 関西うどんグランプリ 〜ひやかけ編〜」 さあ!ひやかけを頂きましょう

「あ~~りがとうございました~~~!!」

浪花の地で、地の底から響くような、あの麺蔵君の気合の咆哮がこだました
そこは京阪百貨店 守口店8Fの、催し物会場の一角

   山元麺蔵2

一般的な場所では初出店となり、京都から大阪にやって来た山元麺蔵君
(最初の出店は、釜たけうどんで開催されたudon fantasista2010以来)
今や、うどんというジャンルでは、京都では類を見ないほど
それどころか、平安京に遷都が為されて以来、恐らくこれまでの歴史上でも、これ程の行列を作ったうどん店は、記録に残ってはいないのであるまいかと思われる、あの大人気のうどん店が、わずかな期間ながら大阪で頂けるんですから
ちなみに・・・
並んでいるお客様に、少しでも心を癒して頂こうと、お茶を振舞う心づくしのお店も、京都という町では初めてなんじゃないでしょうか


   山元麺蔵1

やっぱり素晴しかった!!
普段のお店で見るうどんの表情と、こういった明るい空間でみる麺蔵君のうどんとの違いも、私にとってはどこか新鮮
あの滑らかで滑るような喉越しは、会場に訪れた多くのお客さんの心を打って、離さないようでした

   山元麺蔵4 山元麺蔵3

明日までって言うのが、とっても残念ですね

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まごころ(宮武讃岐製麺所) ~早朝より頂く讃岐うどんの地元の底力~ @ 香川県丸亀市

 2016-07-03
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朝の5時半
こんな時間でも、ジリジリと夏の日差しが皮膚に突き刺ってくるかの様な、灼熱の一日を予感させる朝
あら~昨日のお酒の余韻が、まだ少し残ってるかしら

そんな朝にこそ、足を運んででも食べたくなるうどん
日本全国の他所のうどんには無く、これぞ讃岐の底力


「モ~ニング冷やしうどん」

   まごころ2

冷水で締めたうどんを、更に氷水の器にさらす

   まごころ3

捩れのあるうどんが、まるで微笑んでいるかの様
良く冷えたコシのあるうどんと、讃岐独特のつけ出汁
葱を多めに、生姜を少し
なんと、朝から食欲をそそる一杯なんでしょう

朝からそこここの人々が、お腹を満たしている風景
そして、この巨大な器も讃岐ならでは

   まごころ6 まごころ4

   まごころ1 まごころ5

最近、讃岐の新店のうどんが、どうも画一的で個性を感じる事が出来ない今日この頃
こんなところに、ある意味原点を見たような気がします


讃岐うどんへの道のりは、まだ遠いなあ

   まごころ7

まごころ
香川県丸亀市蓬莱町55-3
TEL 0877-24-3377
営業時間:6:00~18:00
定休日  :無休(元旦のみ休業)

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