意地を感じる!! 山元麺蔵@京都市
2009-05-15

京都という町は、学生など若者が多く、そんな彼らからの新しい情報発信源のような一面を持っていますが、やっぱり保守的なイメージが強く、こと様々な文化・格式については、頑なところがあります。
特に、食文化については京文化の代表の様で、味付け、素材、様式など、我々には想像も出来ない、独自の非常に厳しい一面をのぞかされる事がありますよね。
そんな京都の中で、場所は「平安神宮」という、いわゆる観光地のスグ傍でお店を構えているとは言いながら、京都の「おうどん文化」に挑戦し、真っ向から向き合い、孤軍奮闘を続けながらここまで頑張って、今や地元の人気店となった「山元麺蔵」君の頑張りは、ホンマ「プロジェクトX」的称賛


行列に並びながら、インドネシアからの留学生諸君3人が、「カレーつけ麺 冷」ってオーダーしてるのを目にした時に、正直
「あっ、ホンマに根付いたんや!!」
って思いました。(誰が紹介してくれる!)
しかも、この麺。

「葱とゴマのつけ麺 ¥735-」です。

これ、本当は「釜抜き」の麺で頂くのがBESTなんですが(脂系のつけ麺は、うどんにせよ何にせよ、「温かい麺」が一番合います。※乾物麺は除く)、この麺のツヤ、喉ごしをソ~ゾ~しただけで、行列に並んだ人は「麺は冷たいの!!」ってお願いしてしまいますね。
更に、孤軍奮闘を続ける「山元麺蔵」の素晴らしいところは、お店の照明の使い方。

お店の雰囲気を損なわない、落ち着いた柔らかい演出。
しかし、この照明はホンマ写真が撮りやすいんです。
近年、マスコミを通さずインターネットなんかで、無償でお店が紹介される事って多いでしょ。
逆に、そんな情報をマスコミの方々がソースとして利用される場合があります。
そんな時、ビジュアル的な観点からも、「素人が撮っても料理の見栄えがする照明」の存在は、非常に大きなポイントだと思うんです。
また、カウンターが他の店ではお目にかかれないほど幅広く、食べやすい!!っていう事も、このお店の特徴であり、更には、京都のお店ではあまりみかけない「大将の元気な掛け声!」も素晴らしいひとつの要因です。
スタッフの数も増え、益々脂の乗ってきた「山元麺蔵」
これからも、頑張ってくださいね~

もうひとつ、異文化的な店名ながら、京都の町に受け入れられた非常~に素晴らしい老舗です。

しかもこの価格!
「玉子入りラーメン ¥430」よん。

麺はやわやわ(※硬めは注文時に言ったらOK~)ながら、一心不乱にズルズル~~っといきたいラーメンです。
若者から、おじいちゃん、恐らく京大OB。
ツバ広のハットにモードな服を着た丸いサングラスのマダム(真赤な口紅で今日居てはった

御年、幾星霜の大将(多分81才



左側のメニューの「平成6年1月より」って言うのが、また泣かせてくれます。
この頃に、京大生には「少し値上げしても大丈夫・・・」って思われたんでしょうか。
ホンマ、「ゆく川の流れは絶えずして~」やね。


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