富田屋 ~時を重ねる毎に艶を増す丹後の名物駅前食堂~ @ 京都府宮津市
2015-09-01
第5回 関西讃岐うどん西国三十三ヶ所巡礼~ ホームページへ!! 
かつては、ローカル線の駅前にはなんらかの駅前食堂がありました
お店のスタイルは様々ながら、基本「大衆食堂」の形態をとり、地元の皆さんを始め、旅で足を運んできたこの地に素人の方々の、一服の止まり木のように、和洋の食材から地元の名産品まで、それこそツボを抑えたお店が当たり前の様にあったものです

青春18切符を多用するようになって、自身驚いたことですが、例えば北陸本線の「JR敦賀」駅前なんて、ついこの前までは地元の食材を扱った素晴しい駅前食堂が有ったのに(女将さんが楽しく、その上、蟹が安くて美味しかったんだ!)、今や駅前開発の煽りか、まったく魅力の無い閑散とした通りとなっております
北陸新幹線延長で開発が進む「JR福井駅」周辺も、以前は、大阪に帰る前に立ち寄って一杯やりたいお店が以前は、わんさかとありましたもんね
なんで、大手のチェーン店や、畏まった地方色の無い立ち飲みみたいなお店を、残す必要が有るんでしょう
その流れからして、ここ丹後半島の主要駅「宮津駅」の目の前にある「富田屋」さんは、如何なものでしょう


これまで、多くの皆さんが訪問し、そのレトロな佇まいと運ばれてくる味の良さに、舌鼓を打ってきましたが、ここ数年そう言った記事をお目にする事も無く、久方ぶりに足を運んでみたのですが、驚くほどお店は艶を増し、その空気がいささかも変わっていない事に、驚きと安心を覚えてしまいました
「刺身定食 ¥1,080-(税込み)」

割烹ではなく寿司店でもなく、駅前の食堂でこれだけのクオリティの一品が手軽に頂けるなんて、時間をかけてこの地に旅をした人々の最高の喜びなんじゃないでしょうか
刺身ひとつひとつの食材に、これまた輝くような瑞々しさがあり、シンプルな定食ながら「宮津に来て良かった」と、心底思える素晴しいお食事



コリコリしたとかピチピチとか、そんなんじゃなくて、宮津の活きの良さを安心して頂ける、まさに純な駅前食堂です
一枚板のテーブルも、長年磨かれた艶があり、その時間の流れに思いを浸らせる事ができます


明かり障子を通して仄かに射す光が、今風の煌々とした光や、擬似的に設えた間接照明などと違って、自然と調和した穏やかさがあり、いっそう気持ちが和むのも不思議な感じです


メニューは相変わらずスゴイよ




お店は、とにかく人気で、ローカル線ながら駅前で食堂を営む方々の良いモデルケースになるんじゃないでしょうか
人がその地に来ないじゃなく、わざわざここに来て食べたいと思わせてくれる、そんな底力を感じる歴史ある駅前食堂です

「富田屋」
京都府宮津市字鶴賀2066-56
TEL 0772-22-0015
営業時間:11:00~23:00
定休日 :月曜日
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