釜揚うどん 一忠 ~2016年7月31日この男の背中を瞼に~ @ 大阪府八尾市
2016-07-31
「2016年 関西うどんグランプリ 〜ひやかけ編〜」
私のこれまでの人生を通じて、これほど自分に正直で、仕事や仲間に対してもピュアな人に出会った事は初めてかもしれません

私ども人間のやっかいなところは、日常の生活のみならず、自分の身を置く場所のなかで、つい己の身の丈と他者とを比べたり、自分の置かれている実態はやくたいも無い空間の住み心地によって、安心したり慄いたりするという、偏光ガラスの様な内面を持ち合わせる生き物であると言う事
それ故、自己を維持する為の、モチーベーションの操縦桿の上げ下げに実に苦労する事が実に多く、それが反作用で何らかのストレスになって行く事がありますよね

ところが、一忠の大将は、私がこれまで出会ったどの方々の枠には入らない、いえ、そこから超然とした形状で言うと限りなくと丸い球形な存在をしたお方なのです
敢えて言うならば、水晶玉の様に透明なお方

私見ですが、個人でお店を背負っておられる様な職人さんの世界を考える時、自他を寛容的に見極め、さらには、自分自身に実直で有る事は基より、他者をも受け入れる寛容性を持つ事は、その道を極められた賢者のみに与えられた、神々しい事で有ると言わざるを得ません


自分の努力と腕次第で、ある意味人生を大きくコントロール出来兼ねないこの世界では、ついうっかりと仮の勝者の意識を持った瞬間、永続飛行をする為の操縦桿のコントロールを失い、復元不能なフラットスピンの状態に陥るケースも山ほどの事例が有りますし、私自身耳にした事が多々あります

この道を究められた御大の日常には、仕事に真剣に向かい合うのは当たり前としても、その苦労は一切表には出さず、愛する同業の仲間に対しても巨大すぎるほど寛容であり、どころか、スタッフさんや一般のお客さんである私に対しても、分け隔て無く美しい心遣いを与えてくれること
いつしか、私は大将の肩にもたえかかるかの様に傾倒しておりました
「一忠さんの唄」をリリースしたのもその頃
実は、これまでで一番評判が良かった記事がこの唄の時







この日、最後の一頁を綴る事となりますが、うどんを愛する者として大将の姿を見失う事は決してありません
その柔和な微笑と、それを支える家族の皆さんに、心から感謝の意を送りたいと思います

うどん好きの皆さん クリックをお願いしま~す♪
↓ ↓ ↓
![20081105092814s[1]](http://blog-imgs-31.fc2.com/s/u/z/suzumeketaro1/201005010054560aes.jpg)

にほんブログ村
スポンサーサイト